06/11/28(火) 21:27
ソウ3
ストーリー・
ある時、暗闇で目覚めたエリック。彼は拘束状態にあったが、自らの右足を犠牲にそこからの脱出を図る。またある日、密室での爆死事件が発生。またしてもジグソウの仕業と知った女刑事ケリーは、独自に検証を始めるが…。一方、不倫に溺れる女性外科医リンが何者かに誘拐される。リンが目覚めると、目の前には瀕死の殺人鬼“ジグソウ”が横たわっていた。ジグソウに付き従うアマンダがリンにルールを伝える。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまで、ジグソウを延命させること。ジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾も爆発する──。その頃、食肉工場の地下室で一人の男が目を覚ます。彼はひき逃げで最愛の息子を失った父親ジェフ。彼はそこで鎖につながれた3人の男女を目撃する。一人はひき逃げを目撃しながら法廷で証言しなかった女。もう一人は、犯人に軽い罰しか与えなかった判事。そして最後に、愛する息子をひき殺した男。ジェフは、この3人の運命が自分にゆだねられていることを知るのだった…。
感想
―赦しがテーマ。ジグゾウに人間味が出てきてもねぇ−
ソウシリーズも3作目。猟奇的ホラーが迎合される今のアメリカ映画界においてブームの先駆け的存在で登場したこの低予算インディーズ映画、回を重ねるごとにグロテスク度が増し、回を重ねるごとに脳の刺激度が弛むストーリー展開へと落ちきている。パート1で意外なオチに落ち着き、パート2ではそれまであった空間の意識を無視してグロテスクに没頭してしまい展開を広げようと必死にもがく様が非常にいたいたしい結果を生んでいたが今回はどうか。
新たな展開として用意されたのはとっても人間の血が通った2つのストーリー。
冷徹な自己中老人ジグゾウのレールで展開されてきたと思い込んでいた前作、前前作だがアマンダの裏話が今回は披露されてしまうので前作シリーズの種あかし的マジックの失望感でゲンナリ。しかしこれが製作者の意図したことだというのは明白でこの怪物的ジグゾウ&アマンダのマジックの裏舞台を見せ彼らも一人の人間であるといわんばかりのあり様。勿論今回のゲームは全てある人物の為に仕組まれていたものなのだけれど、そんなこともう分かってるって。このシリーズのオチってどこか頭に引っかかるところがそのままオチになっちゃっていることろで全然オチとして落ちていない、でも僕は今回初めてその愚かなオチが可愛く見えてきてしまった。落ちていないオチでこれでもかっ!とフラッシュバック連続させられて馬鹿でも無理矢理理解させられるラスト、台詞をよく注意していればいたるところに答えがあるのにわざわざフラッシュバックで観客のオチを強調してくるこの手法、前作でもあったがハリウッド映画全般によくある手法でこのシリーズがどんなにグロテスクなシーンを挿入しても根本は観客にストーリーを分かって欲しい一途なエンターテイメント作なのだな〜と。
それでも赦しを交通事故で息子を亡くした父親から描き、それをアマンダに引っ掛けるラストなんてこの脚本家のしてやったりな姿が目に浮かんでこちらが笑っちゃう。
グロテスクシーンはというと今回の山場であるジグゾウの脳手術シーン。痛いを通り越して医療ドキュメントを見ているようで個人的には見入ってしまった。なんだかんだで観客に刺激を与えようとするその【姿勢】は天晴れだ。この際出来はおいておいて。
【画像はアメリカ版ポスター、1と2はどちらも見ないと意味不明でしょう。
ちなみに絶対に4が出来るエンディングもあざといというか、やっぱエンタメだな〜】
カテゴリ:映画感想文
- ぺくとーさん 06/11/28(火) 21:54
- みたいなー
1も2も見たからなー - Misery 06/11/28(火) 23:58
- なんか痛さで話の薄さを誤魔化した気がしました・・・
2よりは個人的にはマシでしたけど、それでも1,2の補足の内容とか組み込まれるとちょっと萎えますよね - ジム 06/12/10(日) 23:18
- >(*‘‐^)-☆おいかさん
1と2が好きな人はたまんないんだろうな〜
個人的に1も2もイマイチだったけど吹っ切って3を楽しんじゃったよ。
>Miseryさん
やっぱ2よりはマシですよね〜僕も2はあまりにも退屈だったので。でもグロさで誤魔化したヘタなホラーであることは変わりないんですけどね〜
| トゥモロー・ワールド ≪ 06/11/28(火) 20:33 | ≫ ブラック・ダリア 06/11/29(水) 6:45 |